BKシリコン加工フィナンシェ型&シャンティーヌ型
Cooking
1【型の準備】
■型の内側にバターを刷毛で塗り、使用するまで冷蔵庫に入れておく。またはスプレーオイルを薄く吹き付ける。
2【焦がしバター作り】
■焦がしバターを作る。バターを1cm程度の厚みにカットし、小鍋に入れて中~強火にかける。バターが溶けてブクブクと大きな泡が立ち始める。
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■次第に音がピチピチと変化し、細かい泡が立ってきたら、ゴムベラなどで混ぜながら泡をよけ、バターの色を確認する。よい香りが立ち、バターが薄茶色~茶色になれば火を止める。
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■用意しておいた水に鍋の底を付けて、余熱で焦げないように冷やす。触れる程度の温度になるまで冷ます。
5【生地作り】
■卵白をボールに入れ、泡立て器でこしを切るようにほぐす。グラニュー糖とはちみつを加えて泡立てないように混ぜる。
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■合わせてふるった薄力粉とアーモンドパウダーを加え入れ、全体に混ぜる。(混ぜすぎないように注意)
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■触れる程度まで冷ました焦がしバターを茶こしで漉しながら加え、生地にツヤが出るまでムラなく混ぜる。
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■生地を絞り袋に入れ、型の8~9分目程まで均等に絞り入れる。
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■200℃に予熱したオーブンに入れ、きつね色に色付くまで、フィナンシェ型なら13~14分、シャンティーヌ型なら15~16分焼く。
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■型から外し、表にしたい方を上にしてケーキクーラーに置き、冷ます。
フィナンシェ型 は、11mmの厚みで、薄めの焼き上がり。全体的に香ばしくて軽く、中身はしっとり濃いバターの美味しさを感じられる焼き上がりです。
裏返して底部分を上にすると「金融家」という意味のフィナンシェの名前にふさわしく、黄金色の金塊らしい伝統的なイメージになります。
シャンティーヌ型 は、厚みがしっかり17mm。ボリュームがあり、カリっとした外側の香ばしさと、ふんわり焼けた中にジュワっとバターを感じる中身との食感の差が楽しめます。
こんもり中央に割れ目のある焼きあがりは、見栄えもよく、今らしいフィナンシェのイメージです。
レシピ担当栗原より
浅井商店レシピ担当:栗原佳子
家族や友人を笑顔にしてくれるお菓子作りが大好きです。大手料理レシピサイトにも レシピを投稿しており応援してくださるフォロワーさんも多く、励みになっています。
浅井商店では、型や道具の特徴を活かした、簡単でわかりやすいレシピ作りを心掛けております。 浅井商店のレシピが、皆様の楽しく美味しいお菓子作りの参考になればとても嬉しいです!
【型のポイント】
浅井商店オリジナルBKシリコン加工のフィナンシェ型とシャンティーヌ型を使用しました。
熱伝導率がよいアルタイト製なので、ベーキングパウダーを使用しなくてもぷっくり膨れ、また外側はカリっと香ばしく焼きあがります。
型離れがとてもよく、バターは薄く塗るだけでもコロンと外れます。また、離型油(スプレーオイル)を使用すると更にお手軽です。
11mmの厚さのフィナンシェ型と、17mmの厚さのシャンティーヌ型とでは、同じフィナンシェ生地でも焼き上がりのイメージと食感がかなり異なります。
気軽に手にとれる普及版なので、両方の型で焼き比べ、自分好みの最高のフィナンシェを見つけて下さいね♪
【レシピのポイント】
とても簡単で、短時間で作れるのにとびきり美味しい焼き菓子が、この「フィナンシェ」だと思います。
型を選ぶ際、浅いタイプのフィナンシェ型と、深いタイプのシャンティーヌ型、どちらを選ぶか迷う場合もあるかもしれません。
そこで、今回はシンプルな同じ生地で焼き比べ、その差を比較してみました。
食感や見た目のイメージに差があれど、どちらもそれぞれの美味しさが味わえると思います。
プレゼント用などの個包装には、オーピーパックT-07にちょうど入れることができます。
【成功アドバイス】
フィナンシェの風味の特徴である焦がしバターは、その色や香りがヘーゼルナッツに似ていることから、フワンス語で「ブール・ノワゼット(ヘーゼルナッツバター)」と呼ばれています。
フィナンシェに使うバターの焦がし加減は、作り手によっても異なり、しっかり焦がす場合もあれば、比較的火を入れない場合もあります。
鍋の底の沈殿物がきつね色程度に色付いた時点で火を止め、沈殿物ごと生地に加える方法もあるので、どちらの生地が好みか作り比べてみても楽しそうですね。
フィナンシェは常温で3日、冷蔵で5日ほど日持ちしますが、焼いたばかりのカリっとした香ばしい食感は格別です。
ぜひ手作りならではの焼きたての美味しさを味わってみて下さいね。