本格的な銅製のカヌレ型を使えば、銅ならではの熱伝導率で、憧れの本場のカヌレをご家庭で再現することができます
材料
カヌレ型トール
( 銅カヌレ型(トール) 10個分)
・牛乳 450g
・バニラビーンズ 1/2さや
(またはバニラオイル 適量)
・無塩バター 22g
・薄力粉 90g
・コーンスターチ 20g
・グラニュー糖 215g
・卵(L玉) 1個
・卵黄 2個分
・ラム酒 32g
■難易度:★★★★★
■所要時間:100分
カヌレ型 大 (参考分量)
※参考分量
( 銅カヌレ型(大) 10個分)
・牛乳 420g
・バニラビーンズ 1/2さや
・無塩バター 20g
・薄力粉 80g
・コーンスターチ 20g
・グラニュー糖 200g
・卵 1個
・卵黄 2個分
・ラム酒 30g
■難易度:★★★★★
■所要時間:100分
カヌレ型 小 (参考分量)
※参考分量
( 銅カヌレ型(小) 10個分)
・牛乳 250g
・バニラビーンズ 1/4さや
・無塩バター 12g
・薄力粉 50g
・コーンスターチ 10g
・グラニュー糖 110g
・卵 35g
・卵黄 1個分
・ラム酒 大1
■難易度:★★★★★
■所要時間:100分
【型の準備】1
【生地作り】2
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【焼成前の準備】6
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【焼成】9
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[6]で蜜蝋を使用する場合
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3
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レシピ担当栗原より
浅井商店レシピ担当:栗原佳子
家族や友人を笑顔にしてくれるお菓子作りが大好きです。大手料理レシピサイトにも レシピを投稿しており応援してくださるフォロワーさんも多く、励みになっています。
浅井商店では、型や道具の特徴を活かした、簡単でわかりやすいレシピ作りを心掛けております。 浅井商店のレシピが、皆様の楽しく美味しいお菓子作りの参考になればとても嬉しいです!
【型のポイント】
憧れの本格的なカヌレを焼くなら、やはり銅製のカヌレ型が一番のおすすめです。
銅ならではの熱伝導率で、黒く艶やかに、またバリっと香ばしく焼きあがり、その美味しさも長持ちします。
お手入れすればピカピカの銅の輝きも保て、長く大切に使い続けることができます。
サイズも大、小、トールと3種類あるので、気軽につまめる小や、しっかり味わえる大やトールからお好みの大きさを選んでいただけます。
トールサイズなら、もし生地が浮いてしまっても生地を少な目に入れておけば型から飛び出しにくいという点でもおすすめです。
【レシピのポイント】
銅で焼くカヌレにはいくつかポイントがあり、最初はうまくいかない場合もありますが、コツをつかんでしまえば作り方はとても簡単です。
今回のレシピでは、銅のカヌレで焼く場合に必要なポイントをなるべく詳しくまとめてみました。
銅のカヌレは焼成温度が大変重要で、庫内温度をオーブンメーターで確認していただきながら焼く必要があります。
庫内温度に応じて、お使いのオーブンでの設定温度を調節しながら焼成していただければと思います。
【成功アドバイス】
・生地作り
カヌレの生地は、少なくとも12時間以上、48時間までの間で生地を寝かせてください。
寝かせる時間が少ないと、グルテンの働きで焼成中に生地が膨張し、型から浮いてしまって戻ることができません。
時間に余裕をもって生地を仕込み、また、生地作りの際に極力練らないように注意して下さい。
・焼成
カヌレを銅の型で焼く場合、焼成温度は成功と失敗を分ける重要なポイントになります。
焼成を始めてから、十分な火力で生地をボコボコと沸騰させながら焼くことが、バリっと香ばしく、均一な気泡が入ったカヌレに焼き上げるコツです。
ちなみに、火力が低いと生地が型からニョロっと押し出されるように飛び出してしまったり、中がのっぺりと詰まってしまったりします。
今回のレシピでは「設定温度」と区別して「庫内温度」という表記を使用しています。
家庭用のオーブン、特に電気オーブンでは庫内温度と設定温度に差があることがあり、その差は、ほとんどない場合もあれば50℃程度開いてしまうこともあります。
必ずオーブンメーターを使用し、庫内温度を確認しながら、お使いのオーブンに合わせて設定温度を調節し、予熱、焼成を行ってください。
ご使用のオーブンによっては、必要な焼成温度に達しない場合もあるので、銅製のカヌレ型を使用する場合はその点を十分にご注意下さい。
テフロン加工スチール製のカヌレ型であれば、焼成温度のストライクゾーンが比較的広いので、高温焼成に不安なオーブンの場合におすすめです。
・型について
カヌレ型は、最初にご使用になる時に、内側に油脂(ショートニングまたは製菓用のスプレー油)を刷毛で塗り、型を伏せて200℃で20分程度の空焼きを行うことをおすすめします。
ご使用後は洗わずに、やわらかい布で拭いて汚れを取り除き、湿気の少ない場所で保管します。
もし、水や洗剤を使用して型を洗浄した場合には、再度上記の空焼きを行います。
また、使用を重ねるうちに型離れが悪くなってきたと感じたら、内側の汚れをしっかり除いて再度空焼きを行うと改善されることがあります。